具志頭小学校 総合学習

ブログをご覧のみなさん こんにちは

去る10月31日(火)と11月2日(木)の2日間にわたり具志頭小学校にて4年生56名の児童を対象に「総合学習」が行われました。
10月31日は、「福祉講話」にて本会職員の他、音訳サークルやえせの副会長 我如古朝美氏、相談役 宮城嘉氏、音訳リスナー(視覚障がい者)石原清氏が講師として参加しました。
11月2日は、「車いす・アイマスク体験」を行いました。

福祉講話は、「障がい福祉」をテーマに三部構成で

①社協「福祉とは?社協とは?」

②音訳サークル会員「誰もが住みやすい地域にするために」

③リスナー「リスナーの声~私が声の広報を利用して~」の順で講話を行いました。

  

※音訳(おんやく)とは、文字や図表などの情報を音声化することです。
音訳サークルやえせは、町内に住むリスナーと呼ばれる視覚障がい者など活字による情報が困難な方に対して、町の広報誌や社協だよりなどの広報誌を朗読しテープや、CDに録音して「声の広報」に変換、郵便局の協力を得て(無償配達)にて自宅へお届けしています。

↑「ポータブルオーディオプレーヤー(ウォークマン)の説明の様子。この日初めてカセットテープを見たという児童がたくさんいました

また、今回ほとんどの児童が「音訳」という言葉を始めて聞いたとのことでした。

↑文字拡大器の説明
児童から「すごい!!これ買ったらいくらですか?」ととても興味津々でした(*^^*)

 

「車いす・アイマスク体験」では、本会職員とリスナーの石原清氏が講師を務め、車いすやアイマスク、白杖を使っての体験型学習を行いました。

車いすとアイマスク共に二人一組になり、介助する側・介助される側の両方の体験を行いました。

体験を通して障がい者がどんなことで困るのか、障がい者にとってバリアとは何か、など普段の生活では分からない気づきや発見をすることで、改めてバリアフリーの必要性について理解することができたと思います。

↑視覚障がい者への介助方法の説明

今回の学習を通して、困っている人を見かけたら「声をかける勇気」や「一歩踏み出す勇気」を持ち、思いやりの心を育むことができるきっかけづくりに繋げられたらいいなと思います。

本会では引き続き学校やサークル等と協働していきながら福祉教育の推進に努めて参りたいと思います。