令和4年度「地域力向上研修会」を開催

去る、2月25日(土)に令和4年度「地域力向上研修会」を開催しました。本研修会は町内介護サービス事業所を対象に、地域住民と介護サービス事業所とのネットワーク構築を図り、5年後、10年後、八重瀬町に住んでよかったと思える支え合いの地域づくり活動を推進することを目的に開催しました。

始めにCSW中村より、社協と地域の取り組みについて説明を行った後、講師に公益財団法人さわやか福祉財団九州1ブロックリーダーの阿部かおり氏を招き「高齢者の生活を支える介護サービス事業所と地域の繋がりについて」の講話を行いました。また、うるま市にある株式会社A&S代表の平田貴之氏より「地域を支える仕組みづくり」ということで事業所の活動報告を行いました。平田氏は地域に根差した事業所にしたいという思いがあり、日頃から「地域と何かできないか?」ということを職員に話をしていました。すると職員から提案があり、送迎車が空いている時間を利用して地元の高齢者の買い物を支援するため、移動支援を開始したり、月1回デイサービスがお休みの日に施設を開放し、地域の集いの場として活用するなど様々な活動をされています。今では事業所も地域の方々に必要とされ、WIN・WINの関係性ができたと報告がありました。阿部氏と平田氏のトークセッションでは「地域と一緒に活動するといっても、すべてを事業所で行うのではなく地域には社協をはじめ、協力できる機関がたくさんあるため事業所で『できること』・『できないこと』はしっかり示して協力してもらいながら活動をしてほしい」と阿部氏から話がありました。最後に、生活支援コーディネーター知念より、八重瀬町のお宝(住民主体の健康づくりや支え合い活動)とニーズ紹介を行いました。

参加者からは「地域の方々が事業所に望んでいることや事業所が出来る事を話し合いたい」や「地域のミニデイにスタッフを派遣して参加したい」などの声をきくことができ、介護サービス事業所との繋がりを持つきっかけができたと強く感じることができた有意義な研修会となりました。

講話「高齢者の生活を支える介護サービス事業所と地域の繋がりについて」阿部氏(左)

活動報告「地域を支える仕組みづくり」平田氏

トークセッション

「町のお宝とニーズ紹介」生活支援コーディネーター知念