新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

 皆様には、希望に満ちた新春をお迎えのことと心からお喜び申し上げます。
 昨年は、新型コロナウイルス禍の中で福祉事業を推進するうえで大きな影響を受けました。
ソーシャルディスタンスの確保もその一つで住民同士の接触をできるだけ避けることが求められていますが、人と人との距離を心理的にも物理的にも縮める努力をしてきた社協としては、身体的な距離を保つことがそのまま心と心の距離になってはいけないと思っています。
 町民皆さまには、コロナ禍にあって大変なことが多いと存じますが、支え合える地域づくりの意義を改めてご理解いただき、ご協力賜りますよう心からお願い申し上げます。

 さて、本年1月1日をもって、八重瀬町社会福祉協議会が誕生してから15年となりました。今日まで皆様方の温かいご支援・ご協力のもと地域福祉活動を中心とした福祉サービスの適切な運営と質の向上に努めてまいりました。衷心より感謝致しているところでございます。
 ご承知のように近年における福祉を取り巻く環境はめまぐるしく変化し、少子高齢化の急速な進展や核家族化に伴う家庭・家族の介護力の低下などこれからの地域福祉の在り方が問われる時期となっています。
 特に、認知症高齢者や一人暮らし高齢者世帯が増加傾向にあり、地域社会や家族が変化する中、介護保険では対応できない生活支援ニーズや社会的孤立、貧困等を背景とする深刻な生活課題が顕在化しております。
 こうしたことへの対応にあたっては、公的な制度に基づくサービスだけでなく、普段から地域の人たちと顔見知りの関係になり互いに支え合う地域づくりが大切であります。
 当協議会としても、支援の必要な方が住み慣れた場所で自分らしく暮し続けることができるために、豊かな人間関係のもと住民と専門職が協働して支援体制づくりや生活困窮者への支援の仕組みづくりに向け、皆様方をはじめ町行政並びに民生委員児童委員・関係施設・団体と連携し更なる努力をしてまいります。
 本年も明るい地域社会実現のため、一層のご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、皆様方のご健勝・ご多幸を心からご祈念申し上げまして新年のご挨拶といたします。

社会福祉法人 八重瀬町社会福祉協議会 会長 金城榮幸

2021年も全職員一丸となって業務に邁進して参ります!

立派なお花をお贈りいただき、厚くお礼申し上げます。